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イチナナは稼げるのか|公式ライバー制度と、収入の作られ方

公開 2026.08.10読了 約7分監修:現役ボイストレーナー

イチナナ(17LIVE)は、日本のライブ配信アプリのなかでは古くからあるほうで、そのぶん「制度」で動く部分が大きいのが特徴です。

この記事では金額を書くかわりに、収入が作られる仕組みと、始める前に確認しておくべきことを整理します。

先に結論

イチナナで最初に理解すべきは「公式ライバー」という制度があることです。ここに入るかどうかで、収入の作られ方も、求められる働き方も変わります。ただし、入れば安定するという単純な話ではありません。

収入の出どころは3つ

出どころ中身安定するか
視聴者からのギフトリスナーが課金して贈るアイテム。基本の収入源です×(月によって波がある)
公式ライバーの制度条件を満たした配信者向けの仕組み。配信時間などの条件が伴います△(条件を満たせる範囲で)
イベント・ランキング上位に入ると得られる報酬や露出×(競争相手次第)

ここで押さえたいのは、安定する要素がほとんどないという点です。会社の給料のように毎月同じ額が入る構造ではありません。副業として考える場合は、この前提を先に受け入れておいたほうが、あとで消耗しません。

アプリの全体像はイチナナとはにまとめています。

公式ライバーとは何か

イチナナには、一般の配信者とは別に運営や事務所を通じて認定される配信者の枠があります。名称や条件は改定されるため、詳細は必ず公式の案内で確認してください。ここでは構造だけ説明します。

  • 配信の条件が決まる/月に何日、1回あたり何時間、といった目安が設定されるのが一般的です。
  • そのかわり後押しがある/露出や制度面での支援を受けられる形になります。
  • 事務所経由での加入が多い/そのため「事務所に入るか」とセットで検討することになります。
ここを誤解しないでください

公式ライバーは「配信すれば決まった額がもらえる制度」ではありません。条件を満たすことが前提で、満たせなかった場合の扱いも決まっています。説明を受けたら、必ず書面で条件を確認してください。口頭の説明と書面が違う場合、効力を持つのは書面です。

条件が生活と合うかどうかは、人によってまったく違います。会社勤めをしながらだと、平日の配信日数が現実的でないこともあります。先に自分のカレンダーに置いてみるのが確実です。

イチナナで収入が伸びる人の共通点

アプリが違っても、伸びる要因はそれほど変わりません。ただしイチナナはイベントの比重が大きいぶん、次の点が効きます。

  1. 常連を先に作るイベントは、応援してくれる人がいて初めて意味を持ちます。人がいない状態でイベントに出ても、疲れるだけで終わります。
  2. 出るイベントを選ぶ全部に出る必要はありません。年間で見て、走る時期と休む時期を決めているほうが結果的に伸びます。
  3. 走る前に伝える「今回は本気で走ります」と事前に共有しているかどうかで、応援の集まり方が変わります。当日に急に頼まれても、リスナー側の準備が間に合いません。
  4. 終わったあとに戻るイベント後に配信をやめてしまう人がいます。ここでいなくなるのが、いちばんもったいない形です。

常連の作り方そのものはリスナーの増やし方にまとめています。

「稼げない」と言われる理由

よくある声実際に起きていること
始めたばかりで人が来ない母数が多いアプリなので、埋もれる期間が長い
条件がきつくて続かない公式ライバーの条件を生活と合わせていない
イベントで消耗した毎回走る前提で組んでいる
収入の波が大きいギフト中心の構造なので、これは仕様に近い

2行目は、始める前に防げます。条件を聞いた時点で、自分の1ヶ月に置いてみてください。「たぶんいける」で始めると、3ヶ月目に苦しくなります。

事務所とセットで検討することになる

イチナナは事務所経由の加入が多いため、「アプリを選ぶ」と「事務所を選ぶ」が同時に来ます。ここで急がされることがあるので、判断の順番を決めておいてください。

  • まず持ち帰る/その場で決めさせようとする相手は、それだけで候補から外して構いません。
  • やめ方を先に聞く/入り方より、やめ方の説明が丁寧な相手のほうが信用できます。
  • 費用を請求されたら断る/加入者から先にお金を取る構造にはなっていません。

詳しくは事務所の選び方悪質な事務所の手口にまとめています。

始める前に確認しておくこと

  • 報酬と振込の条件/アプリ内のヘルプで一次情報を読む。人づての数字は古いことがあります。
  • 公式ライバーの条件/日数・時間・期間。書面で。
  • 顔出しの範囲/イチナナは顔出しの配信者が多いアプリです。顔を出したくない場合は、アプリ選びの段階から考えたほうが早いです。顔出しなしで配信できるアプリを参照してください。
  • 税金のライン確定申告を先に読んでおくと、収入が出てから慌てません。

条件を「自分の1ヶ月」に置いてみる

公式ライバーの話でつまずく人の多くは、条件そのものではなく条件と生活が合っていないことが原因です。聞いた瞬間は「いけそう」と思うのに、3ヶ月目に苦しくなる。これは意志の問題ではなく、計算していないだけです。

説明を受けたら、その場でカレンダーに置いてください。

確認すること具体的に聞く言い方
月に必要な日数「月に何日の配信が条件になりますか」
1回あたりの時間「1回あたり何時間からカウントされますか」
満たせなかった月の扱い「条件に届かなかった月はどうなりますか」
契約の期間「契約期間は何ヶ月ですか。更新はどうなりますか」
やめるときの手順「途中でやめる場合、何をすればいいですか」

最後の2つを嫌がる相手とは、契約しないでください。やめ方を説明できることは、まっとうさの分かりやすい指標です。この考え方は悪質な事務所の手口にも書きました。

会社勤めをしながら続ける場合

イチナナは夜の時間帯に人が多く、条件も夜に配信する前提で組まれることが多くなります。ここが会社員にとって最大の制約です。

  • 平日に何日できるか、正直に数える/残業がある週も含めて考えます。「できる週」を基準にすると、必ず破綻します。
  • 土日に寄せられるか確認する/条件によっては、週末中心でも成立します。聞けば分かることです。
  • 睡眠を削る前提にしない/半年もちません。削るなら他のことを削ってください。
  • 会社に知られたくない場合は先に調べる/仕組みは副業がバレる仕組みに整理しました。契約してから慌てるのがいちばん困ります。
よくある失敗

「最初の3ヶ月は気合いで乗り切って、あとで調整する」という始め方です。調整できた人をほとんど見ません。最初に無理をすると、その水準が基準になってしまうからです。始めるときの負荷は、半年続けられる水準に設定してください。

イチナナで最初の常連を作る

イチナナは利用者が多いぶん、始めたばかりの枠は埋もれます。ここで「向いていない」と判断してしまう人が多いのですが、実際には単に見つかっていないだけです。

  1. 時間帯をずらしてみる人が多い時間は、同時に配信者も多い時間です。少しずらしたほうが見つかることがあります。2週間ずつ試して比べてください。
  2. タイトルを具体的にする「雑談」だけでは選ばれません。何を話しているかが一目で分かる言葉を入れます。
  3. 来てくれた人の名前を必ず呼ぶ人が少ない時期ほど効きます。1人来たら1人と話す、で構いません。
  4. 同じ時間に開き続ける不定期だと、見つけた人が戻れません。ここが最終的にいちばん効きます。
最初の目標は「5人」で十分です

毎回来てくれる人が5人いれば、配信は成立します。いきなり大きな数字を目標にすると、達成できない期間が長くなりすぎて続きません。

収入が出てからやること

入り始めてから慌てる人が多いので、先に書いておきます。

  • 配信用の口座を分ける/集計が楽になります。無料でできます。
  • 振込明細を毎月保存する/アプリ内の履歴は、さかのぼれる期間に限りがあることがあります。
  • 申告が必要になるラインを知っておく/会社員かどうかで基準が違います。確定申告はいくらからに整理しました。
  • 経費のレシートを捨てない/機材、通信費。判定そのものが変わります。

手順は配信の確定申告にまとめています。2月になってから1年分をまとめようとすると、間に合いません。

よくある質問

公式ライバーになれば収入は安定しますか?

条件を満たし続けられる範囲で安定に近づく、というのが正確です。条件を満たせない月の扱いまで確認してから判断してください。

顔出しなしでもできますか?

できますが、顔出しの配信者が多いアプリなので相対的に不利になりやすいです。顔を出さない前提なら、最初からその設計のアプリのほうが噛み合います。

初期費用はかかりますか?

アプリを使うこと自体に費用はかかりません。事務所から初期費用や研修費を請求された場合は、その時点で断って構いません。

イベントには必ず出ないといけませんか?

契約内容によります。義務なのか推奨なのかは、加入前に確認してください。「みんな出ています」は説明になっていません。

他のアプリと迷っています。

配信アプリ比較で、稼ぎ方の仕組みごとに整理しています。アプリの人気ではなく、自分が出せるもので選んでください。

この記事のまとめ
  • 収入源はギフト・公式ライバー制度・イベントの3つ。安定する要素は少ない
  • 公式ライバーは「配信すればもらえる制度」ではない。条件を書面で確認する
  • イベントは常連ができてから。出るものを選ぶのは戦略
  • 事務所とセットで来るので、持ち帰る・やめ方を聞く・費用は断る
  • 金額と条件は必ず公式の一次情報で確認する

アプリの中身はイチナナとは、事務所の判断は事務所に入るべきかをどうぞ。

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始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。

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ライバーの森 編集部

現役のボイストレーナーと、配信の現場に関わっているメンバーで記事を作っています。収入の断定と、裏の取れない数字は書きません。

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