イチナナ(17LIVE)とは?一般ライバーと公式ライバーの違いから整理しました
イチナナ(17LIVE)は、国内のライブ配信アプリのなかでも歴史が長く、規模の大きいサービスです。台湾発で、日本でも早い時期から展開されてきました。
知名度がある一方で、始め方に2つのルートがあることを知らないまま登録して戸惑う人が少なくありません。ここが分かると、イチナナの性格もはっきりします。
イチナナは「ギフトで動く」アプリです
ライブ配信アプリの収入の仕組みは、大きく分けて2種類あります。配信した時間そのものに報酬がつくタイプと、リスナーからのギフト(投げ銭)が中心のタイプです。
イチナナは後者の代表格です。応援してくれる人がつけば大きく伸びる一方、誰も来なかった日はゼロになります。
ポコチャのように「配信すれば積み上がる」設計とは、性格がまったく違います。ここを理解せずに始めると、最初の数ヶ月で「稼げない」と感じてやめることになります。
一般ライバーと公式ライバーの違い
イチナナ最大の特徴がこれです。配信する立場が2種類あります。
| 一般ライバー | 公式ライバー | |
|---|---|---|
| 始め方 | 登録すればすぐ配信できる | 応募・審査を経る |
| ハードル | ほぼない | 選考がある |
| 報酬の仕組み | ギフト中心 | 条件が異なる場合がある |
| イベント | 参加できるものが限られる | 参加機会が多い |
| 向く人 | まず試したい | 本腰を入れたい |
つまり「とりあえずやってみる」ができるアプリです。審査を待たずに配信を始められるので、自分に向いているかを先に確かめられます。
そのうえで、続けられそうなら公式ライバーを目指す、という順番が取れます。この二段構えは、審査が先にあるアプリにはない利点です。
公式ライバーの条件や報酬の仕組みは変更されることがあります。ネット上の情報は古い場合があるので、実際の条件は必ず公式の案内で確認してください。当サイトでは、一次情報で確認できない金額や条件は書きません。
イベントが文化の中心にあります
イチナナを語るうえで外せないのがイベントです。期間中にポイントを競い、上位に入ると特典が得られる、という形式のものが頻繁に開催されています。
これには良い面と、しんどい面の両方があります。
- 目標ができるので配信のペースが保てる/だらだら続けるより、期間が区切られているほうが動ける人には合います。
- リスナーとの一体感が生まれる/一緒に何かを目指す構造は、関係を深めます。
- 応援してくれる人がいないと戦えない/始めたばかりの時期は、参加しても差を見せつけられるだけになりがちです。
- リスナーに負担がかかる/順位を上げるには課金が必要になる場面があります。ここへの配慮を欠くと、応援してくれる人が離れます。
- 常に走り続けることになる/イベントが途切れないぶん、休むタイミングを自分で作る必要があります。
始めてすぐの時期は、イベントで上位を狙わないと決めてしまうのが現実的です。まずは常連さんを作ることに集中し、応援してくれる人ができてから参加するほうが、結果的に早く進みます。
規模が大きいことの、良い面と難しい面
イチナナは利用者が多く、それ自体がメリットにもデメリットにもなります。
| 規模が大きいと | 良い面 | 難しい面 |
|---|---|---|
| 視聴者の数 | 母数が多く、人が来る可能性がある | 埋もれやすい |
| 配信者の数 | 参考にできる先輩が多い | 比較対象が多く、落ち込みやすい |
| 情報量 | 調べれば出てくる | 古い情報も多く混ざる |
| 事務所 | 選択肢が多い | 質の差が大きい |
とくに2行目です。大きなアプリでは、始めた初日から圧倒的な配信者が目に入ります。比べる相手を間違えると、実力とは無関係に心が折れます。
比べるなら、同じ時期に始めた人か、先月の自分にしてください。これはどのアプリでも同じですが、規模が大きいイチナナではとくに意識する必要があります。
向いている人・向いていない人
| 向いている | 向いていない | |
|---|---|---|
| 収入の考え方 | 上振れを狙いたい | ゼロの日を作りたくない |
| 性格 | 目標があると燃える | 競争が苦手 |
| 話すこと | 人前で話すのが得意 | 話し続けるのが苦手 |
| 時間 | イベント期間に集中投下できる | 毎日同じ量しか取れない |
| 顔出し | できる | 絶対に出したくない |
2行目が分かれ目です。イチナナは競争の構造がはっきりしているので、それが燃料になる人と、消耗する人にきれいに分かれます。
競争が苦手なら、積み上げ型のポコチャや、顔出し不要のIRIAMのほうが噛み合う可能性があります。アプリ全体の比較はライブ配信アプリのおすすめにまとめています。
始め方
- まず数日、視聴するいきなり配信せず、どんな人が配信していて、コメントがどんな空気なのかを見ます。イベント中の配信も見ておいてください。それがこのアプリの日常です。
- 一般ライバーとして配信してみる審査を待つ必要がありません。まず数回やってみて、自分に合うかを確かめます。
- プロフィールを整える後回しにされがちですが、初見の人が滞在するかはここで決まります。何を話す配信なのか、いつやっているのかを書きます。
- 配信の曜日と時間を決めるギフト中心のアプリでも、常連さんを作るには時間帯の固定が効きます。ここは全アプリ共通です。
- 続けられそうなら、公式ライバーや事務所を検討する順番はこれで構いません。先に決める必要はありません。
最初につまずくところ
- いきなりイベントに全力を出す/応援してくれる人がいない状態で走ると、疲れるだけで結果も出ません。
- ギフトを催促してしまう/焦りから出やすいのですが、いちばん人が離れます。もらう前提の話し方をしないのが基本です。
- 他の配信者と比べる/規模が大きいアプリなので、上には必ず上がいます。比べる相手を間違えると消耗します。
- 初見さんに気づけない/常連さんと話し込んでいると、新しく入った人が抜けていきます。視聴者が増えない原因の多くはここです。
- 毎日長時間で始める/続きません。短時間を継続するほうが確実です。
ギフトをもらう配信者がやっていること
ギフト中心のアプリなので、ここは避けて通れません。ただし方法は「お願いする」ことではありません。実際に続いている人がやっているのは、次のようなことです。
- もらったときの反応を用意しておく/名前を呼んで、一言でも返す。反応が薄いと、次はありません。金額の大小で態度を変えないことも大事です。
- もらわない人も居やすくする/ギフトを送った人だけを相手にすると、見ているだけの人が抜けていきます。母数が減ると、結局ギフトも減ります。
- 目的を共有する/「このイベントで○位を目指したい」と伝える。お願いではなく、一緒に目指す形にすると空気が変わります。
- 無理をさせない/課金を促す言い方は、短期的には効いても長続きしません。離れた人は戻ってきません。
逆に、いちばんやってはいけないのがギフトの催促です。焦っているときほど出やすいので、意識して避けてください。
事務所との関係
イチナナは事務所の数も多く、勧誘を受けることがあります。ただし、入らないと配信できないわけではありません。
知らない相手からのDMで勧誘された場合は、いったん立ち止まってください。業界では警戒される手法で、まともな事務所ほどこの方法を嫌います。
検討するなら、面談で条件を確認してからにしてください。聞くべきことは事務所の選び方に、そもそも入るべきかの判断はこちらにまとめています。
始める前にやっておくこと
- 身バレ対策を先に済ませる/配信用のメールアドレスを作る、SNSの連絡先同期を切る、過去に使った名前を使わない。身バレ対策にまとめています。
- 配信する場所を固定する/背景を無地にして、カメラの位置を決めておきます。毎回準備するのが面倒だと続きません。
- 照明を用意する/画面が暗いと、それだけで人が離れます。顔出しのアプリでは効果が大きい部分です。
- 回線を確認する/途切れるといちばん人が離れます。
よくある質問
審査に受からないと配信できませんか?
いいえ。一般ライバーとしてなら、登録すればすぐ配信できます。審査があるのは公式ライバーになる場合です。まず試してから考えて構いません。
顔出しは必須ですか?
必須ではありませんが、顔を出している人が多いのは事実です。顔出しに強い抵抗があるなら、イラストやアバターで配信できるアプリのほうが噛み合います。
イベントには必ず参加しないといけませんか?
参加は任意です。むしろ始めたばかりの時期は、参加しない判断のほうが合理的なことが多いです。まず常連さんを作るほうが先です。
男性でも稼げますか?
男性の配信者もいます。ただし配信の内容や層は女性中心の配信とは違うので、まず同じような立場の人の配信を見て、雰囲気を掴むところから始めるのが確実です。
ポコチャと迷っています。
上振れを狙うならイチナナ、ゼロの日を作りたくないならポコチャ、というのが単純な分け方です。競争が燃料になるかどうかでも分かれます。ポコチャは稼げるのかも読み比べてみてください。
スマホだけで始められますか?
始められます。パソコンや配信ソフトは必須ではありません。照明と有線イヤホンだけ先に用意しておくと、質が変わります。
- イチナナはギフト中心のアプリ。上振れは大きいが、来ない日はゼロ
- 一般ライバーなら審査なしですぐ始められる。試してから公式を目指せる
- イベントが文化の中心。目標になる一方、リスナーへの負担にも配慮が要る
- 最初の数ヶ月はイベントで上位を狙わないと決めるほうが現実的
- 競争が燃料になる人には強く合い、苦手な人には消耗が大きい
- DMでの勧誘はいったん立ち止まる。入らなくても配信はできる
ほかのアプリとの比較はライブ配信アプリのおすすめにまとめています。
始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。
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