ライブ配信アプリの稼げるランキングを、そのまま信じないほうがいい理由|報酬の「型」で選ぶ
「ライブ配信アプリ 稼げる ランキング」で検索すると、順位をつけた記事がいくつも出てきます。ただ、それを見て決めた人の多くが、あとで「思っていたのと違った」と言います。
理由は単純で、順位は「誰にとって稼げるか」を書いていないからです。この記事では、順位の代わりに使える判断軸を示します。
アプリの報酬には3つの型しかありません。①ギフト型 ②時間型 ③成果型。自分がどの型で戦えるかを決めるほうが、順位を見るより確実です。順位1位のアプリが、あなたにとって1位とは限りません。
ランキングが当てにならない3つの理由
- 上位層の数字で作られているどのアプリでも、上位の一部は大きな金額になります。その数字を並べても、始めたばかりの人には関係がありません。
- 条件が書かれていない顔出しの有無、配信できる時間、話し続けられるか。同じアプリでも、条件が違えば結果はまったく変わります。
- 制度は改定される報酬の仕組みは変わります。去年の情報で書かれた順位は、いまの判断には使えません。
当サイトでは、金額の順位づけをしません。一次情報で確認できない数字を書かない方針だからです。そのかわり、構造で選べるようにします。
報酬の3つの型
| 型 | 何に対して入るか | 向いている人 |
|---|---|---|
| ギフト型 | リスナーが贈るアイテム | 人と関係を作るのが得意な人 |
| 時間型 | 配信した時間そのもの | 時間を確保できる人 |
| 成果型 | 歌った曲数など、行った量 | やることが決まっているほうが動ける人 |
ほとんどのアプリはギフト型が中心で、そこに時間型や成果型が乗る形をしています。「ギフト以外に何が積み上がるか」が、実質的な選択肢の差です。
型ごとの向き不向き
| ギフト型 | 時間型 | 成果型 | |
|---|---|---|---|
| 誰も来なかった日 | ゼロ | 時間の分は残る | やった分は残る |
| 必要なもの | 常連との関係 | まとまった時間 | 続けられる作業 |
| きつい部分 | 人に依存する | 拘束時間が長い | 体力(喉など) |
| 収入の波 | 大きい | 小さめ | 中くらい |
1行目が実際にいちばん効きます。ギフト型だけのアプリは、始めたばかりの時期がゼロになりやすい。ここで心が折れる人が多い。時間型や成果型が乗っているアプリは、その時期を越えやすい構造です。
自分の条件から選ぶ
順位ではなく、条件から絞るほうが早いです。
| あなたの条件 | 相性のいい型 |
|---|---|
| 顔を出したくない | アバター・音声・歌が中心のアプリ |
| 1時間しゃべり続ける自信がない | 成果型(歌など、間が持つ軸があるもの) |
| 夜にまとまった時間が取れる | 時間型が乗っているアプリ |
| 短時間しか取れない | ギフト型でも可。ただし常連づくりが前提 |
| 人と深く関わるのが苦手 | 成果型・時間型のほうが負担が軽い |
| すぐ始めたい | 審査のないアプリ |
2行目に当てはまる人は本当に多いです。「配信はやってみたいが、話し続けられる気がしない」——この場合、間が持つ軸があるかどうかで、続くかどうかが決まります。
どの型でも共通して効くこと
型を選んだあとは、やることはほぼ同じです。
- 曜日と時間を固定する/長さより固定。これがすべての型で最も効きます。
- 来た人の名前を呼ぶ/費用ゼロで再訪率が変わる、数少ない行動です。
- 看板を1つ持つ/「この人といえば◯◯」。紹介されやすくなります。
- 3ヶ月は数字で判断しない/1ヶ月では、どの型でも動きません。
- 比べる相手は3ヶ月前の自分/上位層と比べれば、誰でも落ち込みます。
つまり、アプリ選びで決まるのは「戦い方」であって、「勝てるかどうか」ではありません。ここを取り違えると、アプリを変え続けることになります。
アプリを変えたくなったときの判断
3ヶ月やって手応えがない場合、移るのは合理的な選択です。ただし、移る前に確認してください。
- 時間帯を変えてみたか人が少ない時間に配信していただけ、ということがあります。アプリを変える前に、これを試してください。
- 曜日と時間は固定できていたか不定期だった場合、アプリの問題ではありません。
- 看板はあったか毎回違うことをしていた場合、覚えてもらえていません。
- 型が合っていなかったかここまで潰して残ったなら、型の問題です。移る価値があります。
移るたびに、常連づくりが振り出しに戻ります。3ヶ月やる前に移るのは、ほぼ確実に損です。移るなら、理由をはっきりさせてから。
掛け持ちは有利か
収入源を増やせるので有利に見えますが、実際には注意点のほうが大きい。
- 配信時間が分散する/常連が育ちにくくなります。これが最大の問題です。
- 契約で禁止されていることがある/事務所に所属している場合は、先に確認してください。
- 税務の手間が増える/収入は合算して判定します。確定申告はいくらからへ。
- どちらも中途半端になる/時間が限られている人ほど、この形になります。
まず1つに集中して、3ヶ月やる。そのほうが結果は早いです。
順位より先に確認すること
- 報酬の条件をアプリ内で読む/一次情報で。人づての数字は古いことがあります。
- 振込の下限額と時期/一定額に届かないと振り込まれない仕組みが一般的です。
- 顔出しの前提/出したくないなら、最初からその設計のアプリを選ぶ。
- 審査の有無/すぐ始めたいかどうかで変わります。
- 年齢層/自分と近い層がいる場のほうが噛み合います。
各アプリの性格は配信アプリ比較に、顔出しなしで選ぶ場合はこちらにまとめました。
「稼げる」の中身を分解する
同じ「稼げた」でも、中身はまったく違います。ここを分けずに比べるから、順位が意味を持たなくなります。
| 稼げ方 | 中身 | 再現しやすさ |
|---|---|---|
| 大きく使う人がついた | 特定の少数からの支援 | 低い。運の要素が大きい |
| 常連が積み上がった | 少額を継続してくれる人が増えた | 高い。行動で再現できます |
| 時間を出した | 時間型の報酬を積み上げた | 高い。ただし生活を削ります |
| イベントで走った | 短期集中で押し上げた | 中。連続では走れません |
ランキング記事に出てくる金額は、1行目が混ざっていることがよくあります。再現できないものを基準に選ぶと、必ずずれます。自分が目指せるのは2〜4行目です。
収入が出るまでの現実的な流れ
どのアプリでも、順番はほとんど同じです。ここを知っていると、途中で誤解しません。
- 1〜2ヶ月目:ほぼ動かない人がまだあなたを知りません。ここで辞める人が最も多い時期です。実力の問題ではありません。
- 3〜4ヶ月目:数人の常連がつく収入より先に、配信が楽になります。この変化のほうが先に来ます。
- 5〜6ヶ月目:積み上がり始める常連が常連を連れてきます。1回休んでも崩れなくなります。
- それ以降:安定する波はありますが、ゼロには戻りにくくなります。
「月◯万円」という数字がどの段階の話なのかが書かれていないと、比較になりません。1ヶ月目の自分と、2年目の誰かを比べても意味がありません。
最初に選ぶときのチェックリスト
- 週に何時間出せるか/希望ではなく、残業のある週も含めた実際の数字で。
- 1時間しゃべり続けられるか/不安なら、間が持つ軸のあるアプリへ。
- 顔を出すか/出さないなら、最初からその設計のアプリを選ぶ。
- すぐ始めたいか/審査があるアプリは、準備の時間が必要です。
- 3ヶ月続けられそうか/ここが最後の関門です。続けられない形を選ぶと、型の議論は無意味になります。
5つ答えれば、候補は2つか3つに絞れます。そこから先は、実際にやってみたほうが早い。
先月の分を分解すると、いまの自分の型が分かる
報酬の型は、アプリを選ぶときだけの話ではありません。始めたあとに「自分がいま、どの型で戦っているか」を確かめる道具にもなります。やり方は簡単で、先月の報酬を「何に対して発生したか」で分けるだけです。
- 月初に明細を開くアプリ内の報酬履歴を、月に1回だけ見ます。毎日見る必要はありません。日単位の数字は偶然で動くからです。
- 3つの型に振り分けるギフトから来た分、配信時間から来た分、歌など行った量から来た分。金額そのものではなく、割合で見ます。
- いちばん大きい割合が、いまの型それが現在のあなたの戦い方です。
- 「選んだつもりの型」と比べるここが本題です。この2つは、ずれていることがよくあります。
たとえば、時間型のつもりで始めたのに、実際にはギフトの割合が大きくなっていた。これは悪い知らせではなく、少数の人に支えられ始めた合図です。次にやることは、配信時間を増やすことではなく、支えてくれる人の顔ぶれを増やすことに変わります。具体的な手は常連さんの作り方にまとめました。
逆に、ギフト型のつもりなのに時間由来の割合ばかりなら、まだ関係ができる前の段階にいるということです。焦る場面ではありません。そして分解の結果、主戦場にしたい型がいまのアプリにそもそも乗っていないと分かったときだけ、選び直しを考えます。型からの選び直しはおすすめの整理が使えます。
伸び悩みの直し方は、型ごとに順番が違う
「伸びない」と感じたときに全員へ共通で効く見直し(曜日と時間の固定・看板・時間帯)は、すでに書いたとおりです。ただ、その先の打ち手は型によって見る場所も順番も変わります。同じ処方箋を全員に出せない、というのが型で考えることのもうひとつの意味です。
| 型 | 最初に見る | 次に見る |
|---|---|---|
| ギフト型 | 常連の人数(金額ではなく) | 初見の人への声かけができているか |
| 時間型 | その時間帯に人がいるか | 配信が「流すだけ」になっていないか |
| 成果型 | 喉と体が続く量か | 同じ内容の繰り返しに自分が飽きていないか |
1行目に注意してください。ギフト型を金額で見ると、1人の気分で数字が上下して、判断を誤ります。人数は行動の結果なので、裏切りません。人数が増えていれば、金額が横ばいでも方向は合っています。
時間型は、時間を出しているのに伸びない場合、量の問題ではないことがほとんどです。人のいない時間に流していないか、画面の向こうに話しかけているか。ここを見ずに量を増やすと、疲れだけが積み上がります。成果型はその逆で、体のほうが先に限界に来ます。量を落としてでも続けられる形に直すのが先です。
そして、どの型にも共通する危険のサインがあります。見直しても動かない、というより、配信を始める前が毎回つらい。この状態で足りていないのは打ち手ではなく、休み方です。配信がしんどくなったときに分けて書きました。
よくある質問
結局どのアプリがいちばん稼げますか?
当サイトでは順位をつけません。「あなたが3ヶ月続けられるアプリ」が、結果的にいちばん稼げるアプリです。これは精神論ではなく、収入が後から積み上がる構造だからです。
時間型のほうが安全ですか?
ゼロになりにくいという意味では安定します。ただし拘束時間が長くなるので、生活と合うかを先に確認してください。
初心者向けのアプリはどれですか?
「初心者向け」は条件によって変わります。顔を出せるか、話し続けられるか、時間が取れるか。この3つで決めてください。
事務所に入ると稼げるようになりますか?
自動的には増えません。事務所は仕組みを教えたり枠を紹介したりする存在です。判断材料は事務所に入るべきかにまとめました。
海外向けのアプリのほうが稼げますか?
条件が違うので単純比較はできません。時差と言語という現実的な負荷が加わる点は、先に考慮してください。
収入が出たら何をすればいいですか?
配信用の口座を分け、明細を毎月保存してください。申告の基準は確定申告はいくらからにまとめています。
複数のランキング記事で順位が違います。
基準が違うからです。どういう人にとっての順位なのかが書かれていない記事は、参考になりません。
新しいアプリのほうが有利ですか?
競合が少ないという意味では有利な面があります。ただし利用者が少なければ、見てくれる人も少ない。どちらが効くかは一概に言えません。
友人に「このアプリが稼げる」とすすめられました。
その友人の条件が、あなたと同じかどうかを確認してください。時間の取れる人にとっての「稼げる」は、そのまま当てはまりません。
途中で型を変えてもいいですか?
構いません。ただし常連は自動的にはついてきません。移る前に伝えてから移るほうが残ります。
- ランキングは上位層の数字で作られていて、条件が書かれていない
- 報酬はギフト型・時間型・成果型の3つ。型で選ぶ
- ギフト型だけのアプリは、始めた時期がゼロになりやすい
- 「1時間しゃべり続けられるか」で、選ぶ型が変わる
- どの型でも効くのは曜日と時間の固定・名前を呼ぶ・看板を持つ
- アプリを転々とするのがいちばん伸びない。3ヶ月は続ける
各アプリの性格は配信アプリ比較、顔出しなしならこちらをどうぞ。
始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。
事務所選びを読む始めてから出てくる疑問を、記事にする前に聞くこともあります。
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