ライブ配信アプリのおすすめは?10個の違いを「収入の型」で整理しました
ライブ配信アプリを比較する記事はたくさんありますが、「初心者にはこれがおすすめ!」と10個並べられても、結局どれを選べばいいのかは分からないままだと思います。
アプリ選びで本当に効いてくるのは、知名度でもユーザー数でもありません。そのアプリが「何に対して」お金を払う仕組みになっているかです。ここが違うと、まったく同じ努力をしても結果が変わります。
この記事では、収入の発生する型で10アプリを整理して、自分に合うものを絞り込めるところまで持っていきます。
アプリ選びは「収入の型」で決まる
先に結論を書きます。ライブ配信アプリの収入の仕組みは、大きく3つに分かれます。
何を重視するかで、選ぶ型が変わります
- 収入について、何を重視するか
- 伸びる可能性を取りたい投げ銭型。上限がない代わりに、誰も来なかった日はゼロです
- 最初の静かな時期を越えたい活動量型。配信した時間や日数にも報酬がつく設計です
- 顔を出さずに始めたい顔出し不要型。イラスト・アバター・声だけで活動できます
- 投げ銭型:リスナーからのギフトが収入の中心
- 活動量型:配信した時間や日数そのものにも報酬がつく
- 顔出し不要型:イラストやアバター、声だけで活動する
この3つは排他ではなく、多くのアプリは複数の性格を持っています。それでも「どれが主軸か」を知っておくと、選択がぐっと楽になります。
① 投げ銭型:伸びれば大きいが、ゼロの日もある
リスナーが課金して贈るギフトが、そのまま配信者の収入になるタイプです。17LIVE、BIGO LIVE、ミクチャなどが代表的です。
上限がないので、応援してくれる人がつけば大きく伸びます。裏を返すと、誰も来なかった日の収入はゼロです。人を惹きつける力がそのまま数字になるため、向き不向きがはっきり出ます。
② 活動量型:最初の1〜2ヶ月を越えやすい
ギフトに加えて、配信した時間や日数に対しても報酬が発生するタイプです。Pocochaの時間ダイヤが有名で、ColorSingも歌った曲数に報酬がつくという意味でこの性格を持っています。
始めたばかりでリスナーがほとんどいない時期でも、続けていれば完全なゼロにはなりません。ライブ配信をやめる理由の大半は「稼げないから」ではなく「誰も来ない時間に耐えられないから」なので、ここを支えてくれる設計は初心者にとって大きな意味があります。
ただし「配信した人が有利」ということでもあるので、まとまった時間を取れない人には向きません。
③ 顔出し不要型:抵抗があるならここから
IRIAMやREALITYはイラストやアバターを自分の代わりに動かし、Spoonは声だけで配信します。顔を出したくないことが理由で迷っているなら、まずここを試すのが現実的です。
顔出し不要型でなくても、多くのアプリは顔を映さずに配信すること自体は可能です。ただし顔出しが前提の文化のアプリでは、伸びにくさは正直あります。「できる」と「不利にならない」は別の話です。
主要10アプリの早見表
まず全体像です。細かい仕様よりも、どういう性格のアプリなのかを掴んでください。
| アプリ | 収入の主軸 | 顔出し | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Pococha | 活動量+投げ銭 | する人が多い | 毎日決まった時間を取れる人。積み上げ型が合う人 |
| 17LIVE | 投げ銭 | する人が多い | イベントで燃えるタイプ。人前で話すのが得意な人 |
| IRIAM | 投げ銭 | 不要(イラスト) | キャラクターを作り込みたい人。絵を用意できる人 |
| REALITY | 投げ銭 | 不要(アバター) | アバターを自分で作りたい人。ゲーム的な世界観が好きな人 |
| ふわっち | 投げ銭 | どちらもいる | 雑談中心でゆるく続けたい人。年齢層はやや高め |
| Spoon | 投げ銭 | 不要(音声のみ) | 声だけで活動したい人。深夜に落ち着いて話したい人 |
| BIGO LIVE | 投げ銭 | する人が多い | 海外のリスナーにも抵抗がない人 |
| ミクチャ | 投げ銭 | する人が多い | オーディションやイベントを目標にしたい人 |
| TikTok LIVE | 投げ銭 | する人が多い | すでにTikTokで動画を出している人 |
| ColorSing | 活動量(歌)+投げ銭 | 選べる | 歌いたい人。話し続けるのが苦手な人 |
各アプリの報酬レートや単価は変更されることがあり、ネット上に出回っている数字は古かったり、出どころが不明だったりします。当サイトでは、一次情報で確認できない金額は書きません。実際の金額は必ず各アプリの公式情報でご確認ください。
よく候補に挙がる6アプリを、もう少し詳しく
早見表だけでは分かりにくい部分を補足します。数字ではなく「どういう人が集まっている場所なのか」という視点で読んでください。
Pococha(ポコチャ)
配信時間や日数が積み上がる設計で知られています。ランク制度があり、続けているとランクが上がって条件が良くなっていく仕組みです。
相性がいいのは「毎日30分〜1時間を、決まった時間に」という続け方ができる人。逆に、週末にまとめて長時間やるスタイルとは噛み合いません。雑談が中心なので、話題を用意しておける人のほうが楽です。
17LIVE(イチナナ)
国内では老舗の大手で、ギフト文化が強く、イベントも頻繁に開催されています。目標があると燃えるタイプの人には向いています。
ただしイベントは応援してくれる人がいて初めて戦えるものなので、始めたばかりの時期は少ししんどく感じるかもしれません。まず1〜2ヶ月かけて常連さんを作る、という順番で考えると無理がありません。
IRIAM(イリアム)
イラスト1枚がキャラクターとして動くのが特徴で、顔出しは不要です。そのぶん絵を用意する必要があるのが実質的なハードルになります。自分で描けない場合は依頼することになり、ここで最初の費用と時間がかかります。
キャラクターを作り込みたい人にとっては、それ自体が楽しい工程です。逆に「すぐ始めたい」人には遠回りに感じられます。
REALITY(リアリティ)
3Dアバターで配信します。アバターはアプリ内で作れるので、IRIAMのように絵を用意する必要がありません。顔出し不要型のなかでは、いちばん早く始められると言っていいと思います。
世界観がゲーム寄りなので、その空気が合うかどうかは実際に何本か視聴して確かめるのが確実です。
ふわっち
雑談中心で、他のアプリと比べて年齢層が高めだと言われます。派手さはありませんが、落ち着いて話したい人には居心地がいい場所です。
「若い人向けのアプリに馴染めなかった」という理由でここに来る人もいます。40代以上で始める場合、候補に入れておく価値があります。
ColorSing(カラーシング)
歌に特化していて、歌った曲数に対して報酬がつく仕組みを持っています。「話し続けなくていい」というのが、ほかにない特徴です。
雑談配信で間が持たずにやめてしまった人、カラオケが好きな人には合います。一方で、配信を始めるには審査があり、始めるタイミングの設計が結果に影響します。勢いで始めず、仕組みを確認してからのほうが確実です。審査があること自体が不安なら、「審査なし」で探す前に知っておきたいことも参考になります。
候補が2〜3個に絞れたら、登録する前にリスナーとして3日ほど視聴してみてください。どんな人が配信していて、コメントがどんな空気なのかは、外からの情報では分かりません。ここで「無理そう」と感じたら、そのアプリは合っていません。
自分に合うアプリの決め方(3ステップ)
10個から1つを選ぶのは大変なので、削っていく順番を決めてしまいます。この順番なら、たいてい2〜3個まで絞れます。表を見る前に、配信できる時間帯や顔と声の範囲など自分の条件を紙に書き出しておく手順は配信アプリの選び方にまとめています。
- 顔を出せるか決める出せないなら、この時点で IRIAM・REALITY・Spoon・ColorSing(声だけ設定)に絞られます。ここは後から変えにくいので最初に決めます。迷っているなら「出さない」で始めて構いません。あとから出す方向には進めますが、逆は難しいからです。
- 週に何時間取れるかを数えるまとまった時間を毎日取れるなら活動量型(Pococha・ColorSing)が有利です。週に2〜3回、単発でしか取れないなら投げ銭型のほうが噛み合います。ここは希望ではなく実際に取れる時間で考えてください。無理な計画で始めた人ほど早くやめます。
- 話す以外の軸があるか確認するこれがいちばん見落とされます。雑談だけで1時間を毎日埋めるのは、慣れていないとかなりきついです。歌える、ゲームができる、絵が描けるなど間が持つ軸があるかどうかで、続けられる確率が変わります。無いなら、活動量型で「短時間を毎日」に寄せるのが安全です。
始める前に確認しておきたいこと
アプリを決めたあと、配信を始める前に押さえておくと後で困りません。
- 身バレ対策を先に済ませる/配信用のメールアドレスを新しく作る、SNSの連絡先同期を切る、過去に使った名前を使わない。始めてから直すのは大変です。くわしくはライバーの身バレ対策にまとめました。
- 有線イヤホンを用意する/アプリによってはBluetoothだと音がずれます。歌う予定があるなら特に重要です。
- 回線を確認する/配信が途切れるといちばん人が離れます。可能なら有線、無理でもルーターの近くで。
- 就業規則を見ておく/会社員の方は、副業の扱いがどうなっているかを先に確認しておくと安心です。
- 事務所に入るかどうかは、後で決めていい/最初から決める必要はありません。入るべきかどうかの判断軸で整理しています。
やりがちな失敗
- 最初から複数のアプリを掛け持ちする/アプリごとに文化も伸ばし方も違うので、どちらも中途半端になります。まず1つで自分の型を作ってからにしてください。調べるほど始められなくなる仕組みと、1つに絞って期間を区切る理由は初心者ほど1つに絞る話に書きました。
- 「稼げるランキング」だけで決める/ランキング上位は、そのアプリが自分に合う理由にはなりません。合わないアプリで上位を目指すより、合うアプリで続けるほうが早いです。
- 初回配信をいきなり本番にする/アプリによっては最初の数回の配信が審査や評価の対象になります。仕組みを確認せずに勢いで始めると、取り返すのに時間がかかることがあります。
- 機材を先に買い込む/スマホと有線イヤホンがあれば始められます。何が足りないかは、やってみないと分かりません。
人に「おすすめは?」と聞く前に、伝えることを決める
アプリ選びに迷うと、経験者や詳しい知り合いに「どれがおすすめ?」と聞きたくなります。ただ、この聞き方で返ってくるのは、たいていその人が使っているアプリの名前です。悪気があるわけではなく、条件を何も渡されていないので、相手は自分の経験から答えるしかないからです。
配信アプリの向き不向きは条件で決まります。条件を伝えずにもらった「おすすめ」は、その人へのおすすめであって、あなたへのおすすめではありません。時間の取れる人にとっての正解と、週2回しか配信できない人にとっての正解は違います。
聞くときは、この記事の3ステップで使った条件を、そのまま質問に添えてください。
- 顔を出すかどうか/出さないと決めているなら、最初にそう伝えます。それだけで答えの範囲が大きく絞れます。
- 週に取れる時間と時間帯/「平日の夜に1時間だけ」まで言えると、相手は活動量型が合うかどうかを判断できます。希望ではなく、実際に取れる時間で伝えてください。
- 間が持つ軸があるか/歌えるのか、雑談だけなのか。ここで挙がる候補が変わります。
この3つを添えても答えが割れたら、それは相手の答えが雑なのではなく、複数の候補が本当に残っている状態です。そこから先は名前ではなく仕組みで比べてください。考え方は報酬の型で選ぶにまとめています。顔を出さない前提で、歌うか雑談かの2択まで来ているなら、具体的な比較も判断材料になります。
「みんなが使っているから」で決めない
候補を絞る途中で、いちばん引っ張られやすいのが利用者の多さです。有名なアプリ、周りの人が名前を知っているアプリは、それだけで正解に見えます。
利用者が多いことに意味がないわけではありません。見てくれる可能性のある人が多く、情報も集めやすく、運営が続いてきた実績でもあります。ただし、それは「あなたに合う」という意味ではありません。
- リスナーが多い場所は、配信者も多い/始めたばかりの人は、同じ時間帯に並ぶ大勢の中の一人になります。人の多さは、そのまま見つけてもらいやすさにはつながりません。
- 「周りが使っている」は、条件が違う人の選択/その人とあなたでは、出せる時間も、顔出しの可否も、話せる軸も違います。選んだ理由を聞かずに結果だけ真似ると、ずれます。
- 知名度は空気を教えてくれない/続くかどうかを決めるのは、その場の空気との相性です。名前を知っていることと、そこに居られることは別です。
人の多い場所を選ぶのではなく、自分の条件に合う場所を選ぶ。この順番を守るだけで、候補はかなり変わります。項目ごとに横並びで確かめたいときは配信アプリの比較表を使ってください。
ひとつだけ例外があります。「自分と条件の近い人が、そこで続けられている」なら、それは参考になります。似た時間の使い方、似た顔出しの判断で続いている実例だからです。みんな、ではなく、自分と条件の近い誰か。見るならそちらです。
海外ユーザーが多いアプリを探しているならBIGO LIVEとはも候補に入ります。イベントで伸ばす形が合いそうならミクチャとはも見ておいてください。制度が整っている環境を求めるならイチナナとはが参考になります。
年齢層が高めで雑談中心のふわっちがどういうアプリかはふわっちとは?に基本から書いています。
海外のリスナーが相手になる前提でお金がどう生まれるかはBIGO LIVEは稼げるのかに書いています。
イベントとオーディションが軸のミクチャでお金がどう生まれるかはミクチャは稼げるのかに分けて書いています。
TikTok LIVEを始めるための条件と、動画とライブの違いはTikTok LIVEとは?に書いています。
よくある質問
まったくの未経験でも大丈夫ですか?
大丈夫です。ほとんどのアプリは未経験から始める人が中心です。ただし最初の1〜2ヶ月は人が来ない前提で考えてください。そこを見込んでおけば、想定どおりなので折れません。
スマホだけで始められますか?
始められます。多くのアプリはスマホ向けに作られていて、パソコンや配信ソフトは必須ではありません。音が重要なアプリでは、有線イヤホンだけ先に用意しておくと違いが出ます。
途中でアプリを変えてもいいですか?
問題ありません。ただし、貯まっている報酬の扱いには注意してください。アプリによっては、換金しないまま退会すると受け取れなくなる仕様があります。移る前に精算の手順を確認してください。
40代・50代から始めるのは遅いですか?
遅くありません。むしろ年齢層が高めのリスナーが多いアプリでは、同世代の話ができることが強みになります。若い人向けのアプリを選ばないほうが噛み合いやすい、というだけの話です。
事務所に入らないと不利ですか?
不利にはなりません。個人で続けている人はたくさんいます。事務所は収入を増やす装置というより、続けるための装置です。判断材料はライバー事務所とはとデメリットにまとめています。
- アプリは知名度ではなく収入の型で選ぶ。投げ銭型・活動量型・顔出し不要型の3つ
- 最初の1〜2ヶ月を越えやすいのは活動量型。時間を取れないなら投げ銭型
- 顔を出せるかを最初に決める。迷うなら「出さない」で始めていい
- 話す以外に間が持つ軸があるかを確認する。ここで続くかどうかが決まる
- 掛け持ちは慣れてから。まず1つで自分の型を作る
アプリごとの詳しい話は配信アプリのカテゴリに、機材やお金まわりは配信の実務にまとめています。
始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。
事務所選びを読む始めてから出てくる疑問を、記事にする前に聞くこともあります。
LINEで相談する