REALITYの始め方|アバター作りから初配信、最初の2週間まで
REALITYを始めようとしてアプリを入れたものの、最初の画面で手が止まる。そういう人は少なくありません。顔を映すアプリなら、登録すればそのまま配信です。REALITYはその手前に、自分の分身の見た目を決めるという、他のアプリにはない工程が挟まります。
どこまで作り込めばいいのか。適当に決めて、あとで後悔しないか。そもそもこの見た目は、自分の声と合うのか。目安がないまま作り始めると、配信にたどり着く前に力尽きます。実際、REALITYで最初に脱落する場所は、配信ではなくアバター作りです。
この記事では、アバター作りから初回の配信、始めた直後の2週間までを順番にまとめます。なお、登録の手順や機能・条件の詳細は変更されることがあります。正確なところは必ずアプリ内の案内と公式のお知らせで確認してください。
アバターは「仮」で構いません。①時間を区切って一度完成させる ②声と見た目のずれを最初の数回で直す ③話さない項目を先に決める。この3つを押さえれば、あとは配信しながら整えられます。最初に作ったアバターは、あとで変えていいのです。
アバター作りが、最初の仕事になります
REALITYの始め方が他のアプリと違うのは、順番のいちばん最初に「作る」が来ることです。全体の流れはこうなります。
- 配信用のアカウントを作るメールアドレスは新規で用意し、既存のSNSや連絡先とつなげません。ここは身バレ対策の起点なので、始める前に済ませます。
- アバターを作る髪型、顔のパーツ、服装を選んで組み立てます。ここが最初の山場です。先に「30分」と時間を区切ってから始めてください。
- 名前を決める本名と関係のない、呼びやすい名前にします。見た目と名前の響きが合っていると、覚えてもらいやすくなります。
- ひとりで動かしてみる配信を開く前に、アバターがどう動くかを確かめます。カメラが表情を読み取り、まばたきや口の動きは勝手についてきます。
- 短い初回配信をする完成度は問いません。開いて、少し話して、次回の日時を言って終える。それで初回は成功です。
2番に書いた時間の区切りが、この手順全体の要です。アバター作りはそれ自体が楽しい作業なので、区切りがないと何時間でも使えてしまいます。そして作り込みに使った時間と気力は、配信を始めるための気力から引かれていきます。作り終えて満足し、そのまま配信を開かずに終わる。これがいちばん多い止まり方です。
ただし、この工程は単なる面倒な準備ではありません。髪型を選び、服の系統を選び、雰囲気を決めていく作業は、「自分はどんな配信者として見られたいか」を決める作業を兼ねています。落ち着いた見た目を選んだ人は、落ち着いた枠にしたいと思っている。にぎやかな色を選んだ人は、テンポのいい配信がしたい。見た目を決めること自体が、配信の方向を決める入り口になっています。だから雑にやる必要はありません。ただ、終わりの時刻だけ決めておく。それで十分です。
声と見た目の「ちぐはぐ」は、初回で気づきます
REALITYでは、カメラが表情を読み取ってアバターが動きます。うなずけばうなずき、笑えば笑う。見た目と動きは自動で揃うので、最後にひとつだけ、揃わないものが残ります。声です。
イラストが静止している配信なら、絵と声は別のものとして聞けます。REALITYはアバターがリアルタイムで動くので、画面の中の姿が「生きて」見えます。生きて見えるほど、そこから出てくる声との落差は際立ちます。動きと表情がついてくる仕組みは、ちぐはぐを増幅する仕組みでもあるわけです。
幼い見た目のアバターから、落ち着いた低い声が出てくる。クールな見た目なのに、話すとよく笑う。こうしたちぐはぐには、本人より聞いている側が先に気づきます。初回のあとに感じる「なんだか噛み合わない」の正体は、たいてい話し方の技術ではなくこのずれです。自分を責める前に、まずずれを疑ってください。
直し方の原則はひとつです。声を見た目に寄せるのではなく、見た目を声に寄せます。声はこれから毎回1時間使い続ける道具で、見た目は数分で変えられる設定だからです。逆をやる、つまり見た目に合わせて声を作ると、次の節で書く「無理」に入っていきます。
- 5分だけ録画する配信でなくて構いません。アバターを動かしながらふだんの声で話し、あとで自分で聞き直します。
- ずれている要素を特定する違和感の正体は、たいてい一部のパーツです。髪の色か、表情の印象か、服の系統か。全部を作り直す必要はありません。
- その要素だけ声に寄せる低めの声なら落ち着いた色味に、よく笑う声ならやわらかい印象に。1か所直すだけで、ちぐはぐはかなり消えます。
なお、聞き取りやすさそのものは、アバター以前に音の環境で決まります。初回の前にイヤホンで自分の声を一度確かめる、マイクを口元から離しすぎない。この2つはどのアプリでも共通の基本なので、ここでは繰り返しません。マイクを買い足すかどうかはマイクの選び方に書いたとおり、続くと決まってからで間に合います。
「キャラを作る」と「無理をする」の境目
アバターで配信すると決めたとき、多くの人がここで迷います。素のままでいいのか、キャラクターを演じるべきなのか。答えは中間にあります。キャラは作っていい。ただし、作っていいのは「毎回考えなくて済むようにするための輪郭」までです。
- 名前と一人称/呼ばれ方と、自分の呼び方。決めてあると配信中に迷いません。
- 口調の丁寧さ/敬語で通すのか、くだけた話し方か。どちらでも構いませんが、決めておくと安定します。
- 話す題材の範囲/ゲームの人、日常の話の人。輪郭がそのまま看板になります。
一方で、次の3つは境目を越えています。輪郭ではなく、毎回コストを払い続ける負債です。
- 作った声/高くした声も低くした声も、1時間は保ちません。崩れた瞬間のほうが目立ちます。
- 盛ったテンション/素の自分より2段階明るい状態は、続けるほど消耗します。
- 設定の嘘/年齢や経歴を偽ると、辻褄合わせが雪だるまになります。話すたびに記憶を確認する配信は、楽しくありません。
境目の判定はシンプルです。配信が終わったあと、どっと疲れて誰とも話したくなくなるなら、それは無理のサインです。キャラは判断を減らすための道具であって、演技のノルマではありません。目安は、素の自分に1割だけ足した状態。その程度なら、半年続けても崩れません。
「アバターだから顔バレしない」が通用する範囲
REALITYを選ぶ理由の上位は「顔を出したくない」だと思います。実際、顔は映りません。部屋も映りません。ただし、この安心が通用する範囲は、思っているより狭い。配信からは、顔以外のものがそのまま出ていきます。
- 声/知っている人が聞けば分かります。話し方の癖や笑い方も同じです。仕組みと対策は声バレにまとめました。
- 話の内容/地域、職業、通学先。1回ずつは無害に見えても、積み重なると絞り込めます。
- 生活音/インターホン、外の電車、家族の声。マイクは自分が思っているより広く拾います。
対策の中心は、配信中の注意力ではありません。始める前に「話さない項目」を書き出しておくことです。配信中は、アバターの動きとコメントで頭がいっぱいになります。その場で判断しようとすると必ず漏れるので、判断のほうを前に済ませておく。書き出す項目の基準は身バレ対策にまとめています。
顔が映らないことと、特定されないことは別の話です。アバターは顔を守ってくれますが、口までは守ってくれません。書き出しは10分で終わるので、初回の前に済ませてください。
始めた直後の2週間と、アバターの直しどき
初回の配信は、短く終えてください。誰も来なくても用意した題材を話し、来た人がいたら名前を呼び、次回の日時を言って閉じる。そして1回目と2回目の間を空けない。初回に人が来ないのは順番の問題であって実力ではない、というところまで含めて、ここはどのアプリでも同じ鉄則です。REALITYで特有なのは、この時期にもうひとつ並行する作業がある点です。アバターの調整です。
| 週 | 配信でやること | アバターでやること |
|---|---|---|
| 1週目 | 同じ時間に2〜3回開く。来た人の名前を呼ぶ | 配信中に気になった所をメモする。直すのは配信の外で |
| 2週目 | 時間帯をひとつ試す。話す題材をひとつ足す | メモした所を直す。髪や服の大枠をこの週で決める |
右の列がREALITY特有の作業です。アバターの違和感は、作っている画面ではなく、配信している画面で見つかります。動いている自分を見て「思ったより幼い」「声と合っていない」と気づく。だから配信中はメモに留めて、配信の外で直す。この往復が調整です。作業台の上で完成させようとするより、ずっと早く仕上がります。
そして、ここがいちばん伝えたいことですが、最初に作ったアバターは、あとで変えていいものです。誰にもまだ覚えられていない最初の2週間は、大きく作り直せる唯一の時期でもあります。常連さんができ始めると、見た目はあなたを見つけるための目印になるので、髪色やシルエットのような大枠は頻繁に変えにくくなります。裏を返せば、それまでは自由です。最初の1体を「失敗したら終わりの本番」だと思うから、手が止まる。仮で作り、配信で確かめ、直す。その前提に立つと、最初の30分で切り上げていい理由も腑に落ちると思います。
変えやすさには段差があることも、知っておくと迷いません。目印として働くのは大枠だけなので、細かい部分は最初から自由です。
- 髪の色とシルエット/いちばん強い目印です。常連さんができたら固定します。
- 顔立ちの印象/2週間の調整期間で、声に寄せて決めていきます。
- 服や小物/目印としては弱いので、いつ変えても構いません。季節で替えれば、それ自体が話題になります。
2週間が過ぎて、来てくれる人の顔ぶれが少しずつ揃ってきたら、軸足を「作る」から「呼ぶ」へ移します。名前を記録して、次に来たときに「また来てくれたんですね」と言う。ここから先は常連の作り方の領域です。
よくある質問
アバター作りが終わりません。もう3日たっています。
一度そこで区切って、配信を1回やってみてください。配信画面で動く自分を見ると、直したい場所が具体的になります。作業画面の中でいくら悩んでも、その情報は出てきません。作り直しはいつでもできます。
見た目に合わせて、声を作ったほうがいいですか?
おすすめしません。作った声は長時間保たず、崩れたときの違和感のほうが大きく残ります。見た目のほうを声に寄せてください。素の声のまま、ふだんより1割だけ明るく、が目安です。
アバターなら、住んでいる場所や仕事の話をしても平気ですか?
顔が出ないだけで、話した内容はすべて残ります。積み重なると絞り込まれるので、話さない項目を初回の前に書き出してください。生活音にも同じことが言えます。
何回かやってみて、REALITYが合わない気がします。
顔を出さずに配信できるアプリは他にもあり、評価される要素がそれぞれ違います。顔出しなしで配信できるアプリで並べて比較しています。始めるのが早いアプリは、合わないと分かるのも早い。それ自体が収穫です。
- REALITYは「アバターを作る」が最初の仕事。時間を区切って、仮で一度完成させる
- ちぐはぐの直し方は、声を見た目に寄せず見た目を声に寄せる
- キャラは「毎回考えなくて済む輪郭」まで。配信後にどっと疲れるなら無理のサイン
- 顔は映らなくても声・話の内容・生活音は残る。話さない項目を先に書き出す
- 最初の2週間は調整期間。覚えられる前なら、大きく変えていい
- 常連ができたら大枠は固定して、見つけてもらう目印にする
アプリの全体像はREALITYとは、収入の仕組みはREALITYは稼げるのか、評判の読み方はREALITYの評判にまとめています。始めたあとに出てくる疑問は、たいていこの3本のどれかにあります。
始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。
事務所選びを読む始めてから出てくる疑問を、記事にする前に聞くこともあります。
LINEで相談する