ライバー事務所とは?何をしてくれる場所なのか、仕組みから説明します
「ライバー事務所」という言葉はよく見かけますが、実際に何をしてくれる場所なのかは、外からだとよく分かりません。ここでは仕組みの話から始めます。
ライバー事務所は、アプリと配信者の間に入る組織です
ライブ配信アプリの多くは、事務所と提携する制度を持っています。事務所はアプリから公認を受け、所属する配信者(ライバー)の活動をサポートします。
ここで大事なのは、事務所は配信者を「雇っている」わけではないということです。多くの場合、配信者は個人事業主のような立場で、事務所とは業務提携に近い関係になります。給料が出るわけではなく、配信で発生した報酬が本人に入る、という形が基本です。
事務所は何で収益を得ているのか
ここが一番分かりにくい部分だと思います。主な形は2つです。
1. アプリ側から事務所に支払われる報酬
所属ライバーの活動実績に応じて、アプリの運営会社から事務所へ報酬が支払われる仕組みがあります。多くのアプリでこの形が採られていて、これはライバー本人の取り分から引かれるものではありません。
「手数料0%なのに、どうやって儲けているの?」という疑問の答えは、たいていこれです。怪しい話ではありません。
2. 配信者の報酬から引く手数料
事務所が独自に設定する手数料です。ただし現在は0%にしている事務所が多く、手数料を取る事務所は敬遠されやすい空気があります。
この2つの違いを知っておくと、面談で「その0%は、何に対して0%ですか」と踏み込んで聞けるようになります。
芸能事務所とは、かなり別物です
「事務所」という言葉から芸能事務所を想像すると、実態とずれます。
- オーディションで選ばれて入る、とは限らない/多くは応募すれば面談があり、そこで決まります。
- 仕事を取ってきてもらう場所ではない/配信は自分でやります。事務所が案件を持ってくるとは限りません。
- やめるのは比較的簡単なことが多い/ただしこれは事務所によるので、必ず事前に確認してください。
所属すると、具体的に何が変わるのか
事務所によって差が大きいのですが、共通して挙がるのは次のあたりです。
- 相談できる相手ができる/配信の設計、伸び悩み、トラブル。ひとりで抱えなくてよくなります。
- 個人ではできない実務を任せられる/たとえばファンからの荷物を受け取る場合、個人だと自宅の住所を教えるしかありません。事務所があれば、そこで受け取れます。
- アプリ主催のイベントに参加しやすくなる/事務所枠が用意されることがあります。
逆に、審査に受かりやすくなるわけではありません。審査の基準はアプリ側が決めていて、事務所に入っていても同じ基準で判定されるのが普通です。ここを「事務所に入れば受かる」と説明する相手には注意してください。
入るかどうかは、後から決めても大丈夫
先に個人で始めて、続けられそうだと分かってから事務所を探す、という順番でも問題ありません。むしろそのほうが、面談で聞くべきことがはっきりします。
具体的な選び方はライバー事務所の選び方に、やめるときの話は事務所のやめ方にまとめています。
始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。
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