IRIAMの始め方|イラスト1枚の用意から初配信、最初の2週間の進め方まで
IRIAMを始めようと思ってアプリを入れたのに、そこから進んでいない。そういう人は少なくありません。理由はたいてい同じで、最初の作業がアプリの操作ではなく、イラストの用意だからです。
ほかの配信アプリなら、登録したその日に配信まで行けます。IRIAMはキャラクターの絵がないと入り口に立てません。しかも絵の用意には、描くのか頼むのか、頼むなら誰に何を伝えるのかという、アプリの外の段取りが絡みます。何から手をつければいいか分からなくなるのは、自然なことです。
この記事では、始めるまでの手順と、始めた直後の2週間にやることを順番に並べます。IRIAMがどういうアプリなのかという仕組みの話は別の記事にまとめてあるので、ここでは繰り返しません。読み終わるころには、今日やることが決まっているはずです。
順番は4つです。①イラストの用意の仕方を決める ②その絵を配信に使ってよいか確認する ③音・通信・題材を確認して初回を開く ④最初の2週間は間を空けずに回数を積む。絵が届くのを待つ期間にも、できることがあります。
最初に決めるのは、イラストをどう用意するか
用意の仕方は「自分で描く」「絵師さんに依頼する」「利用が認められている素材を使う」の3通りです。それぞれの費用や時間の比較はIRIAMとはにまとめたので、ここでは決めたあとの段取りを書きます。
- キャラクターの輪郭を文章にする名前、見た目の方向、一人称、だいたいの性格。箇条書き5行で十分です。自分で描くにも人に頼むにも、これがないと最初の一歩が出ません。
- 自分で描くなら、要件を先に読む登録できる画像のサイズや形式、描き方の条件はアプリ側で決まっています。内容は変わることがあるので、描き始める前にアプリ内の公式案内で確認してください。描き上げてから要件に合わないと知るのが、いちばんもったいない失敗です。
- 依頼するなら、1の文章をそのまま送るあわせて、IRIAMでの配信に使うことを最初のメッセージで伝えます。理由は次の章で説明します。
- 待つ期間にやることを決めておく依頼した絵はすぐには届きません。その間にリスナーとして配信に通っておくと、場の空気と声の使い方が体に入ります。絵が届いた日にすぐ動けるかどうかは、この期間の過ごし方で決まります。
「名前は◯◯。白っぽい髪で、たれ目。一人称は僕。のんびりしていて、聞き役にまわることが多い。夜にゲームの話をする」。この程度で十分です。細かい設定は、配信しながら増えていきます。最初から作り込む必要はありません。
その絵を配信に使ってよいか、先に確認する
手順として絶対に飛ばしてはいけないのがここです。絵には描いた人がいて、使い方には条件があります。確認せずに使うと、活動が軌道に乗ったあとで絵を差し替えることになりかねません。IRIAMでは見た目がいちばんの目印なので、これは積み上げたものを失う話です。
- 他人が描いた絵を許可なく使う/好きな絵師さんのイラストや、アニメ・ゲームのキャラクターの絵。ネットで見つけられることと、使ってよいことは別です。
- 「フリー」と書かれた素材を、条件を読まずに使う/無料で使えるとしても、配信での利用や加工が認められているかは配布元の条件次第です。
- 生成した画像をそのまま使う/画像を作ったサービス側の利用条件と、IRIAM側の規約の両方が関わります。扱いは変わることがあるので、使う前にどちらも読んでください。
共通するのは、使ってよいかどうかを決めるのは自分ではないということです。迷ったら、配布元の条件とアプリの規約を読む。読んでも分からなければ、その絵は使わない。この順番で判断してください。
使えない絵だとあとから分かった場合、絵を替えれば配信自体は続けられます。ただ、リスナーはあなたを見た目で覚えています。差し替えた日から、覚えてもらう作業がやり直しになります。最初の確認にかかる時間は、その損に比べればほんの一瞬です。
| 絵の入手元 | 確認する場所 |
|---|---|
| 自分で描く | アプリの規約と公式案内 |
| 絵師さんに依頼 | 依頼相手との合意と、アプリの規約 |
| 配布されている素材 | 配布元の利用条件と、アプリの規約 |
| 生成した画像 | 生成サービスの利用条件と、アプリの規約 |
どの行にも「アプリの規約」が入っているのがポイントです。入手元がどこであっても、最後はIRIAM側のルールで使えるかどうかが決まります。
絵師さんに依頼する場合は、発注の前に次の4つを確認します。
- 配信で使ってよいか/「IRIAMで配信に使います」と用途を具体的に伝えます。
- ギフトを受け取る配信で使ってよいか/収益が発生する場での利用は、扱いが分かれやすいところです。先に聞いてください。
- 動かすための加工をしてよいか/IRIAMでは絵が動きます。加工や調整が入る可能性も含めて伝えておくと、あとの話が早いです。
- 配信以外でも使ってよいか/SNSのアイコンや告知の画像にも同じ絵を使うなら、その分も伝えておきます。
- 回答を残る形でもらう/口頭で終わらせず、読み返せるメッセージで残します。
なお、事務所がキャラクターを用意してくれる形で始める場合は、確認する相手も中身も変わります。そちらはIRIAMの事務所にまとめました。
声だけで伝えるということ
キャラクターは動きますが、あなたの表情や身振りは映りません。顔出しの配信なら顔で伝わっていたものを、IRIAMではすべて声に乗せることになります。不利という話ではなく、やることが変わるという話です。
- 相槌を声に出す/うなずいても伝わりません。「うん」「なるほど」「たしかに」を口に出します。
- していることを言葉にする/黙って考えると、画面の向こうでは止まって見えます。「いまコメント読んでます」と実況するだけで間が持ちます。
- コメントは読み上げてから返す/読み上げられた瞬間が、リスナーにとって「気づいてもらえた」瞬間です。
- 反応は少しだけ大きめに/表情の分を声で補います。作り声にする必要はありません。
- 沈黙を怖がりすぎない/それでも間は空きます。「ちょっと考えてます」と言えば、沈黙も配信の一部になります。
加えて、声だけの場では「毎回同じ」が武器になります。開始のあいさつ、締めの一言、呼ばれ方。毎回くり返される言葉は、表情の代わりにあなたらしさを覚えてもらう目印になります。最初の配信で決めたあいさつを、次からも同じように使ってください。
この4つは、練習しなくても初回からできます。そして声が主役になるぶん、音の環境が第一印象を決めます。最初は有線イヤホンがあれば十分で、マイクを買い足すのは続いてからで構いません。順番はマイクの選び方に書きました。
もうひとつだけ。顔が出ていなくても、声は個人の手がかりです。知っている人が聞けば分かります。この前提は声からの身バレで先に押さえておいてください。
初回配信の前にやる確認
IRIAMで配信する側になるには申請の手続きがあり、その基準や流れは変わることがあります。ここは記事で断定せず、アプリ内の公式案内を正としてください。そのうえで、どんな手順になっても共通して効く準備が4つあります。
- 自分の声を1分録って、聞き返すスマホの録音機能で十分です。エアコンや換気扇の音、声の大きさと距離。イヤホンで聞き返すと、リスナーに届いている音が分かります。気になる音は、元から消すか、離れるかで対処します。
- 通信が安定する場所を決める配信は途切れた瞬間に人が離れます。速さより「安定して続くか」で場所を選び、初回はそこから動かさないでください。外出先や移動中の初回は、避けたほうが無難です。
- 話す題材を3つ用意する1つでは足りません。話が尽きたときの避難先があるだけで、無言への怖さが減ります。キャラクターの自己紹介、今日あったこと、聞いてみたいこと。この3枚で回ります。
- 初回の最後に言うことを決めておく「次は◯曜日の◯時にやります」。この一言が、次の章につながります。
この4つを配信の直前にやると、その場で直せずに焦ります。前日までに済ませて、当日は開くだけの状態にしておいてください。当日にやることが少ないほど、初回の心理的なハードルは下がります。
あわせて、身バレ対策は始める前に済ませてください。配信用のアカウントを新規で作る、連絡先の同期を切る、活動名に本名の要素を入れない。やること一式は身バレ対策にまとまっています。
最初の2週間と、うまくいかない時期の考え方
初回が終わったら、いちばん大事な期間に入ります。ここでの目標は、うまく配信することではありません。1回目と2回目の間を空けないことです。
初回は勢いで開けます。2回目は、初回の結果を知ったうえで開くことになるので、腰が重くなります。間が空くほど重くなるので、初回の終わりに宣言した日時のとおりに、そのまま開いてください。IRIAMは絵で覚えてもらうアプリです。短い間隔で顔を出すほど、キャラクターの見た目が記憶に残っていきます。
- 同じ時間帯で、週3回ほど開く/長さより回数と規則性です。30分で構いません。
- 来てくれた人の名前を記録して、次に呼ぶ/「また来てくれたんですね」が言えた人から常連さんになります。育て方は常連の作り方へ。
- 配信後に1行だけメモする/「無言が長かった」程度で十分です。2週間ぶんたまると、自分の癖が見えてきます。
- 数字を見ない/この時期の数字は、実力とほとんど関係なく動きません。
2週間が終わったら、メモを読み返して1つだけ決めてください。時間帯を変えるのか、題材を変えるのか、そのまま続けるのか。変えるのは一度に1つです。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなります。
そして、うまくいかない時期は必ず来ます。IRIAMの収入はギフトが中心の設計なので、知られていない時期には何も起きないのが構造です。誰も来ない日が続いても、それは向いていない証拠ではなく、順番の問題です。判断するなら3ヶ月続けてから。そう最初に決めておくと、途中の静けさに揺さぶられずに済みます。収入がどう決まるかの分解はIRIAMは稼げるのかに書きました。
よくある質問
友だちに無料で描いてもらいます。それでも確認は要りますか?
要ります。親しい間柄ほど口約束で進みやすく、あとから気まずくなります。配信で使うこと、ギフトが発生する場であることを伝えて、了解を読み返せる形で残してください。お礼をどうするかも、このときに話しておくと後が楽です。
初回配信では何を話せばいいですか?
キャラクターの自己紹介と、用意した題材で十分です。初めてであることは隠さず言ってください。初配信だと分かると、応援するつもりで来てくれる人がいます。
配信の申請に通らなかったらどうすればいいですか?
基準はアプリ内の公式案内が正です。案内を読み直して整えれば、再挑戦できる場合があります。理由を推測して自分を責める必要はありません。
イラストの用意が、どうしても重く感じます。
顔を出さずに配信する道はIRIAMだけではありません。絵の用意が要らない選択肢もあるので、顔出しなしで配信できるアプリで比べてみてください。
- IRIAMの始め方は、イラストの用意の仕方を決めるところから始まる
- 他人の絵・条件を読んでいない素材・生成画像をそのまま使わない。可否を決めるのは規約と権利を持つ人
- 依頼するなら「配信で使えるか」「収益が出る場で使えるか」を先に確認し、回答を残す
- 表情の代わりに、相槌・実況・読み上げを声に出す
- 初回前の確認は、録って聞く・通信の場所・題材3つ・締めの一言
- 最初の2週間は間を空けない。判断は3ヶ月続けてから
この先の話は姉妹記事にまとめています。収入がどういう仕組みで決まるのかはIRIAMは稼げるのかを、「キャラクターはこちらで用意します」という事務所の誘いを受けている人は、契約の前にIRIAMの事務所を読んでください。
始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。
事務所選びを読む始めてから出てくる疑問を、記事にする前に聞くこともあります。
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