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IRIAMのイラスト依頼|頼む前に決めること・権利の確認・揉めないやり取り

公開 2026.09.05読了 約9分監修:現役ボイストレーナー

IRIAMで使うイラストを、絵師さんに頼もうと決めた。そこまで来た人が次にぶつかるのは、「何を、どう伝えればいいのか分からない」という壁です。人に絵を依頼するのが初めてなら、なおさらです。

失礼があったらどうしよう。あとで揉めたらどうしよう。その不安は正しい感覚です。ただ、依頼のトラブルの多くは悪意から起きるのではありません。最初に伝えていなかったこと・決めていなかったことが、あとから食い違いになって表に出る。ほとんどはこの形です。

だとすれば、やることは決まっています。頼む前に決めて、最初に伝えて、決まったことを残す。この記事では、依頼する側が入り口でやっておくことを順番に並べます。IRIAMというアプリの仕組みはIRIAMとはに、始め方の全体はIRIAMの始め方にまとめてあるので、ここでは「依頼」だけを深掘りします。

先に結論

揉めない依頼の型はひとつです。①自分の希望と条件を先に固める。②「ライブ配信で使う・収益が出る可能性がある」を最初のメッセージで伝える。③使い方の取り決めを、読み返せる文面で残す。この3つで、依頼の行き違いの大半は入り口で防げます。

頼む前に、自分の側で決めておく4つのこと

依頼のメッセージを書く前に、決めておくことが4つあります。ここが曖昧なまま声をかけると、やり取りの往復が増え、お互いに疲れます。逆にここが固まっていると、絵師さんは受けるかどうかをすぐ判断でき、見積もりも早く出ます。

  • どんなキャラにしたいか/名前、髪や目の色の方向、一人称、性格。文章で5行あれば十分です。「かわいい感じでお任せします」だけだと、絵師さんは手がかりがなく、完成後に「思っていたのと違う」が起きやすくなります。
  • 参考にする雰囲気/その絵師さんの過去の作品の中から「この絵の雰囲気が好きです」と指せるものを探しておきます。別の絵師さんの絵を持っていって「この人みたいに」と頼むのは、相手の作風を否定する形になりやすいので避けます。
  • 予算の上限/具体的な金額の相場をこの記事では書きません。決めるのは「自分がいくらまでなら出せるか」です。上限を先に決めておくと、提示された条件に対して迷わず返事ができ、無理な値下げ交渉をせずに済みます。
  • いつまでに欲しいか/配信を始めたい時期から逆算します。ただし絵には制作の時間がかかり、人気のある絵師さんは順番待ちのこともあります。期日はお願いではなく「相談」として出し、間に合わないなら時期をずらすか、別の方を探します。

4つのうち、いちばん効くのは1つ目です。キャラの輪郭が文章になっていれば、それをほぼそのまま依頼文に使えます。

「ライブ配信で使う」を、最初のメッセージで伝える

ここがこの記事でいちばん大事なところです。絵の用途を伝えずに依頼して、あとから配信に使うのが、いちばん揉めるパターンです。

絵師さんの側から見ると、「個人で飾って楽しむ絵」と「配信の看板として使われ、収益が発生するかもしれない絵」は、同じ1枚でも意味が違います。引き受けるかどうかの判断も、条件も変わって当然です。だから、用途は交渉の途中で出すものではなく、最初のメッセージに入れるものです。

  1. IRIAMのライブ配信で使うと伝えるアプリ名まで具体的に書きます。「配信で使うかも」というぼかした言い方は、あとで「聞いていない」につながります。
  2. 収益が出る可能性があると伝えるIRIAMはリスナーからのギフトが収入になる設計です。稼げるかどうかは別として、収益が発生しうる場で絵を使うこと自体を伝えます。
  3. 配信以外の用途も、あれば添えるSNSのアイコン、告知の画像など、同じ絵を使いたい場面を先に挙げておきます。あとから増えた用途は、その都度あらためて相談します。

この3つが決まっていれば、最初のメッセージは短くまとまります。入れる要素は次のとおりです。

  • 名乗りとあいさつ/活動名で構いません。長い自己紹介は要らず、依頼したい旨を最初の1〜2文で伝えます。
  • 用途/「IRIAMのライブ配信で使うキャラクターのイラスト」であること。収益が出る可能性まで、ここで書きます。
  • キャラの輪郭/前の章で作った5行を貼ります。あわせて、その絵師さんの作品の中で近い雰囲気のものを挙げます。
  • 希望の時期/「◯月ごろまでにいただけると助かりますが、ご都合を伺えますか」という相談の形にします。
  • 条件を教えてほしいという一文/こちらから金額を切り出すより、「条件をご確認のうえ、お引き受けいただけるか伺えますか」と相手の提示を待つほうが、やり取りが滑らかです。

うまい文章である必要はありません。要素が揃っていて、読んだ絵師さんが受けるかどうかを判断できること。それが良い依頼文です。

断られても、悪いことではない

用途を伝えた結果、「配信用は受けていません」と断られることもあります。それは失敗ではなく、あとで揉めるはずだった依頼が、入り口で正しく終わっただけです。条件の合う方を探し直せばよいだけで、気に病む必要はありません。

権利まわりで確認すること

用途を伝えたら、次は「その絵をどこまで使ってよいか」の取り決めです。難しく聞こえますが、確認することは4つに絞れます。

確認すること聞き方の例
商用利用の可否「ギフトなど収益が発生する配信で使ってよいですか」
改変の可否「配信で動かすための調整や、色味の変更をしてよいですか」
クレジット表記「描いていただいたことを、プロフィール等にどう書けばよいですか」
二次利用の範囲「SNSのアイコンやサムネイルにも使ってよいですか」

3行目のクレジット表記は、負担ではなくむしろ味方です。IRIAMにはキャラクターを描いた絵師さんを「ママ」「パパ」と呼んで大切にする文化があり、誰に描いてもらったかを明らかにすることは、絵師さんの宣伝になると同時に、あなたの絵の出どころの証明にもなります。表記の書き方は絵師さんの希望に合わせてください。

ここで大事な前提をひとつ。この記事は「法律上こうです」という断定をしません。使い方の取り決めは、絵師さんとの合意で決まります。だから、合意した内容は必ず読み返せる文面で残してください。やり取りしたメッセージを消さずに保存しておくだけでも違います。判断に迷うことや不安が残ることがあれば、消費生活センターなどの窓口や専門家に相談してください。

あわせて、IRIAMに登録できる画像のサイズや形式などの要件は、変わることがあるためここでは書きません。依頼の前にアプリ内の公式案内を確認し、その内容を絵師さんに共有してください。なお、事務所に入ってキャラクターを用意してもらう場合は、権利の確認相手が事務所になります。その場合の注意はIRIAMの事務所にまとめました。

探し方と、やり取りで揉めやすいところ

絵師さんを探す場所は、大きく分けて、依頼を仲介してくれるサイトと、SNSでの直接のやり取りの2つです。どのサービスが良いという名指しはしません。どこで探すとしても、見るところは同じだからです。

  • 依頼を受け付けていると明記しているか/絵を公開していることと、依頼を受けていることは別です。募集していない方への依頼は、丁寧に書いても負担になります。
  • 条件が書かれているか/用途の可否、納期の目安、修正の扱いなどを自分から明示している方は、依頼の経験があり、行き違いが起きにくい相手です。
  • 作風が自分の欲しい絵に近いか/絵師さんは何でも描ける人ではなく、それぞれに得意な絵があります。「その人がいつも描いている絵」が欲しい絵に近いほど、お互いに幸せです。
  • やり取りの感触/返信の速さそのものより、質問に答えが返ってくるかを見ます。話が噛み合う相手かどうかは、最初の数往復でだいたい分かります。

そして、依頼が成立したあとに揉めやすいのは、絵柄ではなく段取りです。次の3つは、着手前に決まっているかを確認してください。

  • 修正の回数を決めていない/「何回でも直してもらえる」と思う依頼側と、「ラフの段階で1回まで」と考える絵師さん。認識がずれたまま進むと、後半で必ずぶつかります。回数と、どの段階までなら直せるのかを先に確認します。
  • 納期を「なんとなく」にしている/目安を聞かないまま待つと、遅いのか順調なのかも分かりません。目安の時期と、遅れそうなときは連絡をもらえるかを確認しておきます。
  • 支払いのタイミングを確認していない/先払いか、納品後か、分割か。絵師さんの提示する方式に従い、いつ・どうやって払うのかを着手前に確認します。

決めることを決めたら、あとは待つ時間です。この期間は空白ではありません。身バレ対策を済ませ、機材を整え、リスナーとして配信に通っておく。絵が届いた日にすぐ動けるかどうかは、ここで決まります。

依頼しないという道もある

ここまで読んで「思っていたより段取りが多い」と感じたなら、依頼以外の道も並べておきます。

ひとつは、画像の生成サービスで作る方法です。手早く形にはなりますが、注意がいります。生成した画像をどう使ってよいかは、作ったサービス側の利用条件と、IRIAM側の規約の両方に関わり、その扱いは変わることがあります。ここで「使える」「使えない」と断定はしません。使う前に必ず両方を読み、判断がつかなければ使わない。この順番だけ守ってください。

もうひとつは、自分で描く方法です。費用がかからないことより大きい利点は、活動しながら絵を育てられることです。描き直しも差分も、誰にも相談せず作れます。上手さを気にする人が多いですが、IRIAMで覚えてもらえるかは、画力の高さよりも「見分けがつくかどうか」で決まる部分があります。描くなら、登録要件を公式の案内で確認してから描き始めてください。

そして、絵の用意そのものが重荷なら、イラストが要らない配信という選択もあります。顔出しなしで配信できるアプリで比べてみてください。道はIRIAMだけではありません。

よくある質問

いくらで頼めばいいのか、相場が分からず不安です。

この記事では金額の目安を書きません。時期や内容で変わり、古い数字が独り歩きしやすいからです。条件を公開している絵師さんなら、その提示が答えです。提示に対して値下げをお願いするのは避け、自分の上限に合わないときは、条件の合う別の方を探してください。

修正はどこまでお願いしていいのでしょうか。

着手前に合意した回数と範囲までです。それを超えるお願いは、追加の依頼としてあらためて相談します。修正を減らすいちばんの方法は、最初の依頼文で希望をはっきり書くことです。ラフの段階で違和感を伝えず、完成後に大きな直しを頼むのがいちばん負担が大きい形です。

納品された絵を、SNSのアイコンにも使っていいですか?

合意した範囲によります。依頼のときに二次利用の範囲として確認していれば、その取り決めのとおりです。確認していなかった用途が出てきたら、使う前に絵師さんに相談してください。事後の報告より、事前の相談のほうがずっと話が早いです。

依頼の途中でキャンセルはできますか?

扱いは絵師さんの定める条件と、着手前の合意で決まります。どの段階までならキャンセルできるのか、支払いはどうなるのかを、依頼する前に確認しておいてください。始まってからの取りやめはお互いの負担が大きいので、迷いがあるうちは依頼を出さないのが誠実です。

この記事のまとめ
  • 依頼の前にキャラ像・参考の雰囲気・予算の上限・期日の4つを自分の側で決める
  • 「IRIAMのライブ配信で使う」「収益が出る可能性がある」を最初のメッセージで伝える
  • 商用利用・改変・クレジット表記・二次利用の範囲を確認し、合意は文面で残す
  • 探すときは、募集の明記・条件の提示・作風の近さ・やり取りの感触を見る
  • 揉めやすいのは修正の回数・納期・支払いのタイミング。着手前に確認する
  • 生成画像はサービスとアプリ両方の規約を確認。迷ったら使わない

絵の依頼が動き出したら、届くまでの時間の使い方と初回配信までの流れをIRIAMの始め方で確認しておいてください。配信では声が主役になるので、声からの身バレも先に読んでおくと安心です。

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始める前につまずきやすいのは、アプリ選びと事務所選びの2つです。どちらも、決めてから気づくと戻るのが大変なところです。

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ライバーの森 編集部

現役のボイストレーナーと、配信の現場に関わっているメンバーで記事を作っています。収入の断定と、裏の取れない数字は書きません。

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